3Dプリンタで真面目なものを作っていたら娘に心配された

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2015/10/13 9:30 am
Blog Category / 日記
 

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最近はヘッドアップディスプレイ、デジタル勾配計などといった電子工作meets3Dプリンタ的な真面目な題材に取り掛かっている。しばらくの間ネタに走ったものを作っていないので自分としても無理をしているな…と思うし、娘からも「お父さん、最近真面目すぎない?具合悪いの?」と本気で心配される始末だ。僕が在宅していない時に、こっそり母親にお父さんが最近おかしい。仕事でうまくいってないの?だとか、ゲームもぜんぜんやってないし、得体の知れないものを難しい顔をして作っているし、何だかおかしい。心配だと聞いていたらしい。
家族の大黒柱たる立派な父親像、威厳などというものなど我が家においては存在しない。自分としてはいつだって真面目に生きているつもりだけど、娘から見る父親の姿は、いつもアホみたいなものを作ってるアホである事は明白で、そのアホが真面目に物づくりを行っているのだから顔が青ざめるのは無理もない。
でも大丈夫だ、父親たるもの多くは語らない。背中で見せてやる。
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SHIGERUも
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MATSUKOも
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HOSEIも
ちゃんと出番を待っている。
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だいたい僕の性格上、1つの案件に大して完成まで1年以上かかる事はザラなんですね。

松崎しげるを3Dモデリングする その2

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2014/11/26 4:12 pm
Blog Category / 制作ログ
 

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触れば触るほどドツボに嵌る
前回のしげるから若干バランスを整えた。実在の人物をモデリングするのは本当に難しい。少しでも各要素の位置、高さ、大きさが狂えばそれが違和感へとつながってくるんだ。
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(左)前回 / (右)最新
こうして並べてみると前回のしげるは圧倒的にしげる感が足りていない。
3Dプリンタでテストプリント
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照英と同じように、今回もまず顔の一部を3Dプリンタでテストプリント。ホビー用途の3Dプリンタはあまり細かいモデリングは再現できないので、結果を確認して3Dプリンタに向いた造形に修正する。
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印刷中はクリーチャーにしか見えない
素材はABS、造形ピッチは0.2mmでプリント時間1.5時間程。今までプリントベースにはマスキングテープ+スティック糊という組み合わせでプリントしていたが、今回新たにカプトンテープにヤスリがけをするという手法をネットで見かけたので実践してみた。結果は素晴らしく、ABSが収縮する過程で発生する反りが見受けられない。ラフトの印刷も非常に美しく行われた。ちなみにヒーテッドベッドはマスキングテープ+スティック糊の時から非加熱で運用している。
マスキングテープ+スティック糊の時でもABSとテープの接着は強力だったのだが、マスキングテープ自体の接着力が弱く、ABSの反りに負けてテープが造形物ごと浮いてしまっていた。
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アルビノしげる
できた。しかし白くてよく分からない。サフを吹いてみる。
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夢の共演

歯の再現は十分。目元のシワが消えているな。もっと大げさに付けた方が良さそうだ。

松崎しげるを3Dモデリングする その1

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2014/11/25 1:57 pm
Blog Category / 制作ログ
 

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漆黒のスターをSculptrisでモデリングしたい
色々と中途半端にものづくりを行っているが、照英ヘッド完成からはや半年、そろそろ次の題材に取り掛かりたい。ニコニコ動画で散々「似てない」との言葉を投げかけられた3Dプリンタ製照英の制作をやり直してもよかったのだが、Twitterで僕の行為を指すツイートを見かけて気が変わった。

3Dプリンタで何作るかだよ。
目的がなければとある動画の照英の顔ひたすら作っている人みたいになっちゃうぞ。」

酷い。それならば別の物を作ろうではないか。次は松崎しげるだ。
モデリング過程
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松崎しげるの顔は難しいぞ!
松崎しげるの特徴として「黒い」「パワフルかつソウルフルな歌唱力」「おちゃめ」「黒い」等が思い浮かぶが、その尊顔をまじまじと観察した事が一度も無かった。ネット上で画像を毎日観察した結果、下記のような特徴を掴むことができた。
■頭部全体のシルエットは四角、しかし顔の形のベースは逆三角形で、そこに脂肪がついたイメージ。
■ふくよかな頬肉
■愛くるしい目と笑い皺
■少しだけ出っ歯
よし、特徴は掴んだ。ゴリゴリとスカルプトモデリングしていくぜ。
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照英よりも断然難易度が高まった感
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頬肉を盛ってしげるテイストが微かに漂ってきたが、まだまだ似てない。
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髪の毛を別オブジェクトとしてモデリングするようにした。
同一オブジェクト内での編集は無理が出てくる。
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同じく歯も別オブジェクトとした。見える箇所だけモデリングしてある。
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歯を装着。目が腫れぼったい。口の周りの作り込みもまだまだ。
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現段階での最新しげるヘッド。まだまだ作り込みが必要だが、随分と雰囲気が似てきた。しかし、最大の特徴である「黒さ」が全く無いアルピノしげるなので、最終的に色を塗って初めてその出来栄えが判明すると思われる。

Sculptrisでのモデリング進捗

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2014/04/13 9:44 am
Blog Category / 制作ログ
 

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3Dプリンタ用で出力用のデータを毎夜少しづつ制作中。モチーフは勿論、以前粘土で作った事もある照英だ。今度は3Dプリンタでリベンジを果たす。
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3Dモデリングに用いているソフトはSculptris。一般的なポリゴンモデラーと違い、粘土を扱うかのように直感的に造形する事ができる。触り始めはなかなか思い通りに作ることは難しいが、慣れてしまえば直感的に造形ができる。上の画像のような球を変形させながら造形していくのだが、人間の顔や動物、クリーチャーなど、有機的なモチーフに向いている。モデリングソフトとしての機能はシンプルだが、単純な分造形に集中しやすい。しかもこれがフリーだというのだから太っ腹。
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少しづつデジタルこねこね。毎日少しづつ作っていたため、夢にまで出てくる始末。僕ほど照英と向き合っている人間はそうはいないのじゃないだろうか。リアルな粘土と違いトライ・アンド・エラーが容易なので、微調整が延々と続く。
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これが完成に近いデータ。まだ満足していないが、ここで一度顔の一部をテスト出力しておきたい。そもそもここまで細かくモデリングしても、3Dプリンタでちゃんと出力されるのか。僕はうんこしか出力した事がないんだ。
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おお…きれいに出てるやないか。積層ピッチ0.05mm、ABSで出力。
現在もモデリング進行中。完成したら特集でまとめる予定。

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