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3Dプリンタ「PRN3D」でABS印刷する際に剥がれない方法

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2015/02/23 11:09 am
Blog Category / 制作ログ
 

写真 2015-02-21 14 06 00 (1)
そういえば、iPhone6をずっと裸のまま使ってるなー。という事でケースを印刷してみよう。造形データはThingiverseからダウンロードし、3Dプリンタ「PRN3D」にてフィラメントはABS、造形ピッチは0.3mmという条件で印刷した。印刷時間は1時間程だったかな。
広い面積だと厳しい
PRN3Dは通常だとヒーテッドベッドの温度が70〜80度程度までしか上がらず、ABS印刷を行うには心許ないスペックだ。ベッドの温度が100度位であるのが理想なので、PRN3Dユーザーはベッドに改造を施して最高温度を上げている例が見受けられる。
僕の場合、以前はマスキングテープにスティック糊を塗って土台に接着させていたが、ABSの反りに負けてマスキングテープごと剥がれる始末。その後ネットでカプトンテープにヤスリがけを行うのが良いとの情報を見かけたので実践してみたところ、非常に効果的だったのでその方法で運用していた。
しかし今回のiPhoneケースは今まで印刷していた小物と違い、土台の面積が大きい。試しにカプトンテープ&ヤスリがけ(ベッド非加熱)で印刷してみたところ、ある程度造形が進んだ段階でケースの四隅が浮いてしまった。
カプトンテープ+ヤスリがけ+ヒーテッドベッド60度で食いつく
そこでカプトンテープにヤスリがけした土台にスティック糊(消えいろPit)を塗るという単純な方法に併せてヒーテッドベッドを60度に加熱(室温が低いと70度まではなかなか上がらない)。印刷結果は冒頭の写真の通りで、ラフトが無しという条件にも関わらず造形物の浮きは一切見受けられなかった。印刷後土台から造形物を剥がす際は強力に接着しすぎて剥がすことに苦労する程だ。
ヒーテッドベッドを改造するのが一番良いのだろうけど、
こういう簡単な方法もあるよ。という事で。

松崎しげるを3Dモデリングする その2

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2014/11/26 4:12 pm
Blog Category / 制作ログ
 

sigeb5
触れば触るほどドツボに嵌る
前回のしげるから若干バランスを整えた。実在の人物をモデリングするのは本当に難しい。少しでも各要素の位置、高さ、大きさが狂えばそれが違和感へとつながってくるんだ。
sigeb6
(左)前回 / (右)最新
こうして並べてみると前回のしげるは圧倒的にしげる感が足りていない。
3Dプリンタでテストプリント
sigeb1
照英と同じように、今回もまず顔の一部を3Dプリンタでテストプリント。ホビー用途の3Dプリンタはあまり細かいモデリングは再現できないので、結果を確認して3Dプリンタに向いた造形に修正する。
sigeb2
印刷中はクリーチャーにしか見えない
素材はABS、造形ピッチは0.2mmでプリント時間1.5時間程。今までプリントベースにはマスキングテープ+スティック糊という組み合わせでプリントしていたが、今回新たにカプトンテープにヤスリがけをするという手法をネットで見かけたので実践してみた。結果は素晴らしく、ABSが収縮する過程で発生する反りが見受けられない。ラフトの印刷も非常に美しく行われた。ちなみにヒーテッドベッドはマスキングテープ+スティック糊の時から非加熱で運用している。
マスキングテープ+スティック糊の時でもABSとテープの接着は強力だったのだが、マスキングテープ自体の接着力が弱く、ABSの反りに負けてテープが造形物ごと浮いてしまっていた。
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アルビノしげる
できた。しかし白くてよく分からない。サフを吹いてみる。
sigeb4
夢の共演

歯の再現は十分。目元のシワが消えているな。もっと大げさに付けた方が良さそうだ。

遊びがてら3Dプリンタで作ったものが話題になった。

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2014/06/20 9:41 pm
Blog Category / 日記
 

shd1
先月はじめ頃、3Dプリンタでの照英ヘッドを作りを終えていたのだが、作った後はやはり人々のリアクションを得たくなるのが製作者の性というもの。フォロワー数僅かのtwitter初級者()である僕がツイートしたところでその反応は薄いので、制作途中の静止画を編集して動画に仕上げ、ニコニコ動画へ投稿してみた。で、投稿直後の1週間は閲覧数100以下の底辺動画だったのだが…
shd2
ファッ!!??
5月7日に投稿して以来話題にすら登らなかった投稿の状況を見て、まーそんなもんだよなーと受け止めていたのだが、5月中頃を境に視聴数が急騰。ランキングもカテゴリーランキングにおいて1位に、ジャンル別ランキングも1位、総合ランキングでは10位内に食い込んだ。その後は1週間以上の間カテゴリーランキング1位をキープし、勢いが緩やかに下降して現在に至る。
最終的な視聴数は186,000回という結果に。
急上昇に至るきっかけ
一度埋もれたと思われた動画が話題になった原因を考えてみると、3Dプリンター製の銃を制作して逮捕された男が一大ニュースとして取り上げられた時期と重なる。3Dプリンタへの関心が高まると同時に、逮捕者が以前ニコニコ動画にも銃関連の動画を投稿していた事が発覚したのも影響したのだろうか。一時的にトレンドタグが「3Dプリンタ」になっていた事から、タグを伝って照英動画に到達→twitterで拡散という流れが想像できる。
一度twitterで拡散されると勢いはとどまることを知らず、twitterで「照英」と検索すると該当動画が数秒おきにツイートされているという状況だった。インフラと化したソーシャルツールの持つ底知れぬ不気味さ、怖さを改めて実感した。
ニュースサイトに掲載される
shd3
twitterでバズられると、yahooヘッドラインをはじめ、幾つかのニュースサイトにも取り上げられた。動画ページ経由のツイート、ニュースサイト経由のツイート、そしてそれらのリツイートと併せて更に勢いが加速。挙句の果てにテレビ局からアプローチされたが、芸能人の顔という限りなく黒に近い題材なので断る他無い。みずぽ議員のキス顔みたいな公人をモチーフにしておけばよかった。
動画内での反応と本来の意図
コメントの大半は「wwwwwww」に占められ概ねウケはしていたが、「似てない」「塗りが下手」とその仕上がりに厳しい言葉を投げかけられる事も。人の目に触れるという事は当然批評がついて回るが、事実は事実なので素直に認めて次へと繋げたい。satoxieちゃんはまだまだ照英づくりをやめへんで。
尚、この動画には3Dソフトでのデジタルモデリング、スライサーでの処理、本番前のテストプリント、長時間を要する本プリント、表面処理、塗装といった3Dプリンタにおける物づくりの一連のプロセスを端的に纏めて紹介するという意図を持たせてあったが、動画内コメントでそれについての言及が少ないことから、3Dプリンタから出力されたインパクトのある結果が全てで、本体やそれに付随するワークフローに殆ど興味は持たれない事が分かった。
さいごに思ったこと
twitterとニコニコ動画こわい

水耕栽培、3Dプリンタ製マウントで定植完了。

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2014/05/25 9:51 am
Blog Category / 制作ログ
 

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水耕栽培にも3Dプリンタを活用
サラダミックスが発芽して数日経ったので、定植させるべく行動に移した。定植に用いる培地はハイドロボールやバーミキュライト等を検討したが、スポンジを3Dプリンタ製のマウントに入れ、そこに定植するという方向に決定。早速CADで設計を行い、12個程のマウントを出力した。
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マウントにフェルトを固定
このフェルトで液肥を吸い上げ、培地であるスポンジへと給水する考えだ。
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2cm角のスポンジに切れ込みを入れ、ここに芽を挟む。
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容器は100円ショップで調達。マウントを入れる穴をカッターで施した。
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熱帯魚用のエアポンプでエアレーションを。液肥の腐敗防止、酸素供給等の役割。できるなら水中ポンプで液肥を強制循環させた方が良いらしい。
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定植完了
元気な芽を選び、スポンジで挟んでマウントに固定した。残りの芽は畑へ植えた。
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ハイポネックス微粉
肥料はとりあえずという事でハイポネックスを採用。後々はハイポニカ液肥に切り替えたい。
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水を投入
ハイポネックスを水耕栽培に使用するには、水1Lに対し1000倍希釈が指定されている。この容器には3L分の水を入れたので、付属のスプーンで3配分の肥料を投入した。
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エアポンプの電源を入れ、蓋を被せた。フェルトがうまく水分を供給してくれればいいんだけど。
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設置完了
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枯れたら多分泣くな…

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