カメラ用 自作インターバルタイマーの制作履歴

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2014/11/04 5:11 pm
Blog Category / 制作ログ
 

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全部無駄になったんやけどね。
過去2つ程のカメラ用インターバルタイマーを自作した。微速度撮影やらタイムラプスと呼ばれている動画を撮りたかったんだ。所有しているデジタル一眼istDL2(まだ現役)にはインターバル撮影モードが無く、どうにかして撮れないものかと少ない知識と低い技術を用いて何とか作った。しかし何だ?今ではインターバル撮影機能は当たり前のようにカメラに搭載されているし、果てはiPhoneアプリやiOSカメラの標準機能として用意されている始末だ。僕の努力は一体なんだったんだろうと虚無感に苛まれる。
しかし、そもそも趣味なんてものは無駄だらけだ。せっかくだからここに記す。
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LEGO製インターバル撮影装置
技術が無いならLEGOを使えばいいじゃない
6年前、まず制作したのはLEGOマインドストームを使った装置。カメラのレリーズをLEGOのモーターとパーツの動きにより、物理的にスイッチを押して撮影するという力技でインターバル撮影を実現した。シャッター制御はマインドストームのRCX(コンピューター)でタイミングを調整できる。

一応撮れた
タイムラプス動画は撮れた。しかしだ、物理的にモーターでスイッチを押すという仕組み上バッテリーの持ちが悪かった。長時間にわたるインターバル撮影でバッテリーが持たないだなんて全く意味が無い。駄目だこれは。物理で駄目なら電子や。
Arduino製インターバルタイマー
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Arduinoのシールドに配線。きたない。
3年前に制作したのがArduinoというマイコンボードを用いた装置。※正確には学研「大人の化学」の付録、Japaninoを使用
大阪・日本橋の電子パーツ屋でシールドボード、LCD、フォトカプラ、抵抗等を買い揃えた。当時全く電子工作の経験が無く半田ごてすら触った事が無かったが、何度も失敗を繰り返しつつ、WEBの情報を頼りに回路を組んでゆく。
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LCDの配線に苦慮した
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経験が無いまま勢いだけで作った結果、やたらでかくなった。
Arduino製インターバル装置で撮影した動画
LEGO製の装置と違い、電池の持ちの心配は無くなった。その後プルアップ/プルダウン抵抗などの事柄を勉強してインターバル間隔を調整するスイッチを取り付けたが、この頃になるとタイムラプスがネット上でブームになり、デジタル一眼は勿論、コンデジやiPhoneアプリで気軽にタイムラプス動画が撮れる時代になってしまったんだ。
僕が燻っている間に世界は一気に進んでしまった。骨董品レベルの一眼の為にここまでやる必要があるのか。こうなったらもうやる気が出ねえ。
制作を通して得たもの
■ 電子工作の基本的な知識
■ LEGO愛


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